尾野寛明/(有)エコカレッジ・地方創生事業

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(9/9)島根リハビリテーション学院・医療系ソーシャルビジネスの取り組みが掲載されました

今年度からスタートした島根リハビリテーション学院の「医療系ソーシャルビジネス・コミュニティビジネス」の集中プログラムが無事終了しました。
理学療法士・作業療法士の専門学生がソーシャルビジネス??という異色の授業でしたが、学生も地域連携というところでは非常に関心も高く、楽しく過ごさせてもらいました。
夏前から始まり、「地区の夏祭りに合わせて自分たちが普段習っている療法技術を使って何かする」「地元産野菜を使って地域住民に惣菜を配布する」というお題だけ与えられて、あとは自分で考えるという超絶ゆるゆるプログラム。三沢地区の関係者と対話を重ね、いい企画を作ってくれました。

夏祭りについては、先日の記事に書いたとおりです。

今回は惣菜配布事業です。近年、小規模集落の庭先の畑はどんどん面積が減少していますが、実は高齢者にとってそうした畑作業を継続してくれているのが、地域の健康づくりにとって非常に大事であるということが分かってきておりまして、学内の教員でも「農業リハ」と称して畑作業の重要性や庭先で続けられる健康づくりを改めて発信していきたいねという話になっています。そして、そうした場所で作られた野菜が地元で循環する仕組みづくりを行っていき、それがさらに地域の健康把握につながるような枠組みを作ろうと模索しています。

配布する惣菜については、高齢世代が味付けや普段の食事について意識してもらえるよう学生自らメニューも考案してくれました。配布実験に参加して惣菜を受け取ってくれる人探さなきゃーと頭を悩ましていたのですが、地区のマーケットで声がけし、見事に「ナンパ」してくれました。学生恐るべしですね。
その様子が、9月15日の「日本農業新聞」に掲載になりました。

これにて前期6コマ+集中9コマの半年間のプログラム終了です。
改めてソーシャルビジネスとは、少子高齢化、教育、福祉、環境、地域コミュニティなどの「社会的課題」をビジネスの手法で解決する活動のことです。身の回りの課題解決が、実はとんでもない大きなビジネスを生んだり、地域の安心安全につながる斬新な取り組みに発展したりする可能性を秘めています。

今回の三沢のテーマは、漠然としたお題をもとに自分なりに小さな企画を考えていき、ソーシャルビジネスの基本的な捉え方を体感してもらいました。それ以上に斬新な動きが生まれたのは予想以上の収穫でした。
最後の報告会では、こうした惣菜配布の取り組みについて、小さな資金循環を自分で作って、活動が継続できるようにするにはどうしたら良いか考えを発表しろという無理難題を課しました。もちろん、学生にそんな答えが思いつくような簡単な話ではないのですが、非常に良い視点で話してくれたと思います。

日本生命財団さんの助成プログラムにも採択されており、どーなるかーと心配ではありましたが、とりあえず無事に終了しました。そんなこんなで新しい形の地域連携拠点づくりを進めています。関係者の皆さま、大変お世話になりました。引き続きよろしくお願いします。

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